RIZAP(ライザップ)株式会社が、47都道府県の20歳~69歳の男女を対象にBMI値の調査を実施。
各都道府県に住む人たちのBMI値を算出し、「標準型」、「痩せ型」、「肥満型」の項目に分けて分析しました。
《調査概要》
調査方法:インターネットによるアンケート調査
対象エリア:全国
調査対象:20歳~69歳までの男女
サンプル数:6,580
調査実施期間:2019年3月20日(水)~3月24日(日)
BMI値の全体比較
47都道府県の男女のBMI値から、「痩せ型(18.5未満)」、「標準型(18.5以上~25未満)」、「肥満型(25以上)」に分け、円グラフ化したものが上の図。
全体では「標準型」が66.5%、「痩せ型」が12.7%、「肥満型」が20.8%。
男女で比較すると、「痩せ型」は男性が6.7%で女性が18.6%に対し、「肥満型」は男性が29.0%で女性が12.5%という結果になりました。
BMI値の都道府県比較
また、都道府県別でBIM値を調査したところ、
- 標準型:和歌山県
- 痩せ型:岡山県
- 肥満型:青森県
が、それぞれ一番多いという結果に。
和歌山県民は、痩せ過ぎず太り過ぎずの標準体型
和歌山県民は総合的に「痩せ型」「肥満型」が少なく、「標準型」が多い結果になりました。
また、「ダイエットをしたことがありますか」という質問に対して、「ダイエットをしたいと思ったことはなく、したこともない」という回答が47都道府県の中でもっとも多く、「ダイエットをしたことがない理由」としては、「体型に自信があるから」「自己管理ができているから(食事・運動)」という回答が目立ちました。
さらに、ダイエット経験者に「ダイエットをしようと思ったきっかけ」を聞くと、「ベスト体重より太ったから」という回答が全体より多かったことから、体型維持に対する意識の高さがうかがえます。
カウンセラー・木原誠太郎氏が分析する、和歌山県の県民性
和歌山県の特徴的な県民性は、「人が話している途中でも自分の意見は言う」など、「個」を持っている性格の方が多いと言えます。※ディグラム・ラボ調べ
自分の価値観をしっかり持っているので、周囲に流される事なく、自然体に自己管理ができていると考えられます。
その結果、極端に肥満型にも痩せ型にもならずに標準体型の比率が高くなるのではないかと推察されます。
ダイエットをした事がない理由を分析してみても、「体型に自信がある」「自己管理ができている」が全国平均よりも高く、「めんどくさいから」「あきらめている」などの項目が全国平均よりも低いのも頷けます。
岡山県民は痩せ型が多いが、偏りがある?
岡山県民は、BMI値が18.5未満の「痩せ型」の割合がそれぞれの部門で上位でした。
また、総合部門・男性部門・女性部門においては、「標準型」の割合が下位で、また、女性部門においては「肥満型」に当てはまる割合が上位であることから、全体的に痩せている人が多いものの、平均的な数値の人が少なく偏りがあることがわかります。
岡山県民に「ダイエットをしたことがありますか」と尋ねたところ、特徴的な結果は得られなかったものの、「ダイエットをしたことがない理由」を聞くと、「めんどくさいから」「あきらめている」という回答が全体に比べて高く、「体型に自信があるから」「自己管理ができているから(食事・運動)」という回答が全体に比べて低かったことから、ダイエットに対する意識の偏りが体型にも現れていると予想できるでしょう。
カウンセラー・木原誠太郎氏が分析する、岡山県の県民性
岡山県の特徴的な県民性として、「自分の見た目に自信がない」「自分の体臭が気になる」のような、周囲の事を気にしてしまう、少し自分に自信がない性格の方が多い傾向にあります。※ディグラム・ラボ調べ
自分に自信が持てないので、無意識のうちに節制的なダイエットをするので、痩せ型の方が多くなっている可能性があると考えられます。
ただし、他方で自分に自信が持てずにストレスが爆発してしまった結果、暴飲暴食に走ってしまう方もいるので、女性の方の肥満型の比率が同時に高くなっているのかもしれません。
また、ダイエットがした事がない理由を分析してみても、「体型に自信がある」が全国平均と極めて低い数字が出ているのは上記の傾向からだと考えられます。
青森県民は肥満が多い!?
青森県民は、BMI値が25以上の「肥満型」の割合が、総合部門・男性部門・女性部門共に第1位でした。
また、「痩せ型」「標準型」の割合が全体的に低く、肥満体型の人が多い傾向にあります。
「ダイエットをしたことがありますか」という質問には、「今はしていないが、過去にしたことがある(直近する予定はない)」という回答が、47都道府県の中でもっとも高いものの、「ダイエットをしようと思ったきっかけ」を聞くと、「同性の友人に指摘されて」「異性の友人や恋人、夫に指摘されて」という理由が全体に比べて比較的多く、「健康のため(自発的に)」「ベスト体重より太ったから」という理由が少ないことから、自らの意思でダイエットを始めるよりも、周りから指摘されるまで体型を意識しない傾向があると予想できます。
カウンセラー・木原誠太郎氏が分析する、青森県の県民性
青森県の特徴的な県民性として、「お酒をよく飲む方だ」「人の話をよく聞く方だ」のように、人付き合いが好きで、色々なものを受け止める方が多いと考えられます。※ディグラム・ラボ調べ
お酒などの人付き合いの場面が多い人が、肥満型になってしまうのは自明の理だと思います。
青森県の人の場合はそれにプラスして人と話をすることが好きという点もそれに拍車を掛けていると考えられます。
また、ダイエットした事がない理由を分析してみても、「同性の友達に指摘されて」が全国平均よりも高いのは、人と話がするのが好きであることの表れだと考えられます。